おかたづけ ホームシアター
スクリーンのメンテナンス
ハートパイプ交換
90インチ16:9スクリーン(ビーズタイプ:ゲイン2.6)
KIKUCHI SBSR90HDG

スクリーンの底辺のパイプ(ハートパイプ)が反っています。
スクリーンの平面性に問題があるもはもちろんです。
現在、ピント調整のときスクリーンの上部の左右にピントを合わせると下部の左右にピントが合いません。
つまり、四隅すべてにピントが合わない状況です。

キクチ科学研究所(スクリーンのメーカー)に修理できないか、また、できるだけ安く修理するにはどうしたらいいんですか?というメールを出しました。

修理見積もり、こんなかんじです。
ハートパイプ交換2500円位−機種により多少差あり
送料は約1300円
2500円+1300円+工賃3000円+消費税

結構安い。しかし、これにこちらから送る際に、梱包と送料が必要だ。

さらに、こんなことも書いてありました。

安い方法
正確な機種を教えていただければ
ハートパイプ代2500円+送料1300円+消費税
でOK

ようするに、パイプを送るので、DO IT YOURSELFということです。
腕に自信がある(?)私は、もちろん後者を選びました。

この水平棒、ハートパイプというらしいです。
断面がこうなっているからでしょう。
ハートのくぼみにスクリーン面を通します。
針金は水平に若干引っ張って固定されています。
スクリーン修理用部材到着。
長い筒で到着しました。
家の中へ入れるのに苦労したようです。
開けてみました。
ハートパイプの握り手は異なっています。
サービス品の黒キャップと針金です。
針金はどのように使うのでしょうか?
さあ、いよいよ修理開始です。
まず、スクリーンを床に下ろします。
うちの場合ねじ釘左右2本ずつ計4本で固定されています。

ハートパイプを左右方向に引き抜くためにスクリーンの左右どちらかにスクリーンと同じ幅の作業スペースが必要です。
もちろん、うちには、そのような余裕(スペース)はありませんので床に下ろしました。
15cmほど引き出し、固定します。
スクリーンのストッパー機能のみでの固定です。
ハートパイプをはずしたときに、このストッパーが外れるとスクリーンが中に入ってしまい悲惨な状況になります。
物理的に巻き取られないような方法を考えたのですが、思いつきませんでした。
十分注意して作業をすることになります。
ハートパイプのキャップをはずします。
スクリーン(布地)からハートパイプを引き抜きます。
ここがポイントです。
私の場合、スクリーンとハートパイプが長年くっついていたために癒着していて、すぐには外れませんでした。
そこで、ハートパイプの溝とスクリーンの癒着部にプラスチックの下敷きを差込み剥離させます。
注意点はスクリーンの表面とハートパイプ溝の間に下敷きを差し込むとだと表面に傷をつけてしまいますので、スクリーンの裏面とハートパイプ溝の間に下敷きを差し込みます。
下敷きを左右に移動しスクリーンの癒着部を長手方向にすべて剥離します。
写真にはありませんが折曲げて固定されている針金をのばします。
ハートパイプを引き抜きます。
ハートパイプを引き抜いた状態のスクリーンと
新ハートパイプ(下)と曲がっている旧ハートパイプ(上)。
止め用の針金部です。
今は、伸びています。
せっかくですから、掃除機をかけます。
パイプ部には結構ホコリがたまっていました。
新ハートパイプを挿入します。
ハートパイプの中は、取っ手の出っ張りがあるので針金を反対側に倒します。
そうしないと、途中でつっかえてしまい、入りませんでした。
反対側に倒したところです。
挿入が終わったら、針金を元のように折り曲げ固定します。
黒キャップをつけて完成です。
結局、キクチ科学研究所が送ってくれた針金は使いませんでした。

本来は、針金交換しないといけないのでしょうね。
ちょっとずぼらしてしまいました。
でも、こういう配慮うれしいですね。
キクチ科学研究所さま、ありがとうございました。
旧パイプはこれだけ曲がっています。
取り外した旧パイプはこんな感じですね。
このパイプですが、うちでは2つに切断して朝顔のツルにでも巻かれてもらいます。



Go TopPage