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おかたづけ日記

2022年  11月
2022/11/22 <基準テープを持っている方はこの道具がおすすめ:1Hz-50MHz 周波数カウンター>

フリマを見ていると、たまに基準音源の入ったカセットテープを目にすることがある。
決まった周波数の音が録音されている。
そのテープを再生することで、その再生デッキのテープスピードを調整することができる。
キャプスタン軸を回転させるモーターの回転速度を調整する。

その際に必須なのがこれ。
再生音をこの装置に入力すると、周波数が表示される。

例えば、1000kHzの音が録音されたテープならば1000と表示されるようにモーターを調整するわけである。
この装置そのものはすでに販売されていないが、同じようなものが販売されている。
しかも2,3千円と安い。

接続方法は基板の右にあるBNC端子にカセットデッキのOUTPUT端子を接続するだけ。
簡単に使える装置です。

基準テープがなくても、信頼できるテープデッキがあるならそれでつくるのもありです。
基準音はスマホのアプリ(周波数ジェネレーター)で発生させることができます。

2022/11/17 <オープンリールデッキのテープスピード調整で良い方法を見つけたかも(その2)>

オープンリールデッキのテープスピードの調整を、テストテープ無しでやり切る方法のその2です。

道具はキャプスタン軸の単位時間当たりの回転数を測定するタコメータ。
デジタル表示が良いと思います。
数千円から数万円で手に入ると思います。
私は借り物を使いました。
非接触式ディジタルハンディタコメータ HT-4200 - 小野測器


これを使ってキャプスタン軸の回転速度を測定する。
キャプスタン軸にちょっとした細工が必要。
銀色の紙、シールをキャプスタン軸に張り付ける。
軸が一回転で一度、反射光のパルスが出るようにする。
準備はこれでオッケー。
あとは、このように測定する。
タコメータから光が出るので、キャプスタン軸に当たって反射する光をとらえることができるように測定器の面とデッキの正面パネル面を面平行に保つ。



計算方法はこのノートのメモの通り。
キャプスタン軸の直径はTEAC22-2、X-10M、SONY TC-R6 どれも6mmだった。


直径6mmのキャプスタン軸の場合、19p/秒の時はタコメータが605rpmを示すように調整すればよい。
38cm/秒の場合は1210rpmです。

この測定方法は、キャプスタン軸とテープとが滑らないということを前提にしているが、趣味レベルでは十分ではないかと思う。
タコメータを見ながら、モーターの速度調整をすることになる。
どこまで追い込むかなのだが、サービスマニュアルを見ると±1%とありました。
この範囲に入れるのは簡単です。
なかなか楽しいですぞ。
カセットデッキはキャプスタン軸の直径が小さすぎるので、ダメかなと思っております。
2022/11/04 <オープンリールデッキのテープスピード調整で良い方法を見つけたかも(その1)>

カセットデッキの場合、テープスピード調整は基準テープを使います。
基準テープには決まった周波数の音が録音されていて、そのテープを再生して記録されている周波数の音が出るようにテープ速度を調整する。
わたしは、基準テープは持っていないので、一番信頼できるところへ修理に出したデッキで1000kHzの音を録音したものを使っている。

最近はスマホで基準の音が出せるので非常に便利である。
とくに、どのアプリが良いのかはわからないが、今使っているのは「周波数ジェネレーター」。
そのテープを再生させ周波数を表示する装置はスマホではなく、数千円で購入した基板キット。
機会があれば紹介します。

オープンリールデッキの場合、私の場合、信頼できるデッキがないんです。
そこそこ信頼できそうなデッキはありますが、基準にするにはちょっとなあ。
何とかならないかと色々考えました。

そこで、思いついたのがキャプスタン軸の回転速度からテープスピードを調整する方法。
とりあえず、やってみます。
2022/11/02 <TEAC オープンリールデッキX-10Mの修理>

このデッキ、2トラック38cmでの録音再生ができる。
4トラックの再生はできない。
リールの動きなど、メカニズムの動作は問題はない。
これは非常にありがたい。

どこがおかしいのかというと、再生音がこもる。
高音が出ない。
録音しながらSOURCE、TAPEテープを切り替えると、明らかに録音した直後の音を聞くTAPE時の音がこもっている。
困ったもんだ。
2トラック38cm機はこれ1台なので、他で録音したテープを聴くことはできない。
そのため、録音が悪いのか再生が悪いのかは不明。

ネットで、音がこもる対策がいくつか見つかった。
@回路の故障
Aヘッドの消磁ができていない
Bヘッドの摩耗

すぐできるのはA
イレーサーを持っているので試してみた。
結果は全然ダメ。
@はソース音が正常なので、言いきれないが、まずまず大丈夫じゃないか。
とすれば、
Bヘッドの摩耗
これ厄介ですね。
ヘッドを見ると、段差がついています。
摩耗しています。
ヘッド新品交換したいなあ。


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