おかたづけホームシアターの
更新履歴を兼ねた
おかたづけ日記

2006年 5月
2006/05/31 <「HD信号RGB変換器」情報>

オシロスコープでの評価はある意味で正確な情報をもたらしてくれるのですが、続くと全然面白くない。
そこで、今夜はプロジェクタ(ビクターのVX-1080というレアな製品です)で投影し画像を見ての楽しい評価です。
念のため、確認ですがこのVX-1080が投影できる信号は1080i、720pまでです。
残念ながら、1080pは投影できません。

私としての一番の興味は、「HD-D5RGB」と「D-2001」の比較です。
「D-2001」にどこまで迫っているのかというところです。

画像の比較は、ソファーに座っていながら手元スイッチでポンポン画面を切り替えることができれば、非常に簡単です。
しかしながら、うちでこの比較をやろうと思うと、BNC5本、RCA3本を差し替えて、プロジェクタの水平表示位置を修正しなければなりません。
理由は、「D-2001」の同期信号が色信号に載っている問題回避のため水平同期信号をずらしてあるためで、「D-2001」で調整した投影画像位置では「HD-D5RGB」の映像はスクリーン上ではみ出すことになります。

この、ケーブル交換と画像位置調整が入るために画像比較がなかなか難しいのです。
ただ、この両者で大きな違いがあれば、比較の間に時間があろうと分かります。
ちょっと間をおくと分からなくなるくらい微妙な差しかないと言えるのかもしれません。

とはいうものの、もう一歩踏み込んだ比較は是非してみたいので、何とか、「HD-D5RGB」と「D-2001」の画像を見比べる方法を考えます。
ああ、また3時です。明日もつらい一日になりそうです。
それでは、おやすみなさい。
2006/05/30 <「HD信号RGB変換器」情報>

ちょっとしたことですが、仕様を1部変更します。
本体に電源スイッチをつけないということでしたが、
1:分配器と違い電源を入れっぱなしにすることも無いだろう。
2:電源スイッチをつけないとACアダプタのACプラグでの抜き差し、DCプラグの抜き差しが必要でDCプラグあたりの耐久性に疑問。
3:仕様変更しても、影響は少ない。
以上3点を考えた結果、電源スイッチは付けるに変更します。
2006/05/28 <「HD信号RGB変換器」情報>
「HD-D5RGB」の周波数帯域を調べてみました。
D-2001との比較でデータを取りました。

HD-D5RGBとD-2001それぞれに信号としてDVDプレーヤーの色差信号を与えました。
DVDプレーヤーとしてはD1,D2,D3,D4信号が出せるアイオーデータのAVeL Link Player。
D5信号だけは出せないので、グラフィックカードGA-S8HD/AGPの付いたPCを使います。
GA-S8HD/AGPのコンポーネント出力が得られます。

接続方法は以下の図を参照してください。


再生するチャートは、お馴染みマルチバーストです。



早速、実験結果を。
入力信号:480i、変換装置:D-2001


入力信号:480i、変換装置:HD-D5RGB
下段の出力信号に同期信号が入っていないことが分かります。


入力信号:480p、変換装置:D-2001


入力信号:480p、変換装置:HD-D5RGB


入力信号:1080i、変換装置:D-2001

下段の出力信号に3値同期信号が入っていることが分かります。


入力信号:1080i、変換装置:HD-D5RGB
下段の出力信号に3値同期信号が入っていないことが分かります。

入力信号:720p、変換装置:D-2001


入力信号:720p、変換装置:HD-D5RGB


入力信号:1080p、変換装置:D-2001


入力信号:1080p、変換装置:HD-D5RGB
問題なく変換できていると思うのですが、この周波数を再生できる装置を持っていないため目で画像を確認できないのです。
このため、D5信号に関しては動作保証ができません。


D1、D2、D3、D4、D5でD-2001とHD-D5RGBを比較しましたが、ほとんど差が無いと思われます。
今夜はこんなところで、おやすみなさい。
2006/05/27 <「HD信号RGB変換器」情報>

「HD-D5RGB」の仕様をまとめて見ました。

電気系
入力
 入力1:(Y、Pb、Pr)または(Y、Cb、Cr)RCAコネクタ-、(Y、Pb、Pr)と(Y、Cb、Cr)は自動判別
 入力2:(R、G、B、H、V)BNCコネクタ-
 入力1と入力2の切替は本体正面のスイッチで行う。

出力
 R、G、B:BNCコネクタ-
 H、V:BNCコネクタ-

電源
 DC6V 約250mA(付属のACアダプタを使用すること)
 なお、本機には電源スイッチはありません。

外形寸法
 幅110mmX高さ49mmX奥行き155mm

質量
 約340g

付属品
 ACアダプター
 取扱説明書

Q&Aの形式で補足説明をしておきます

Q1:ラインダブラー機能はあるのか?
A1:i-p変換機能はありません。480iを480pに、あるいは1080iを1080pに変換する機能はありません。

Q2:(Y、Pb、Pr)(Y、Cb、Cr)で色変換の区別はしているのか?
A2:しています。信号の種類は自動判別します。

Q3:水平同期信号は色信号に入るのか?
A3:入りません。

Q4:垂直ブランキングの不要な信号を取り除くマスキング機能はあるのか?
A4:ありません。プロジェクタ側でマスクしてください。

こんなところでしょうか。
2006/05/26 <「HD信号RGB変換器」情報>

HD信号RGB変換器ですが、領布バージョンの評価に入っています。
領布バージョンでの性能はどうかと心配していたのですが、しっかりした画を見せてくれるものができています。
領布できるのは確実になりましたので、型番をつけました。
HD信号RGB変換器「HD-D5RGB」
とすることにしました。

頭の「HD-」はHD信号分配器HD-VDAとシリーズであることの証としてつけました。
D5RGBは色差信号をRGBに変換するという意味。
D5は色差信号のD5まで対応する意味でつけてあります。
ただ、D5信号に関して、D5信号対応の表示装置を持っていないので確認は測定器(オシロスコープ)でしかできません。
ですから、D5信号に関しては画での評価はできず、測定器の信号での評価になります。
いまのところ、これをもってD5信号対応を謳うのは無理ちゃうかなと思っています。



製品の機能的なものは三菱D-2001と似ているので、評価はD-2001と比較しています。
比較視聴の際の環境ですが、
ハイビジョン信号(SHARP DV-HRD20)---HD信号分配器(HD-VDA4)---
ここで分配
(HD-VDA4-1)---D-2001---(BNC)---CRT(FlexScanT565)
(HD-VDA4-2)---HD-D5RGB---(BNC)---CRT(FlexScanT565)

注:ノーマルのD-2001ではPC用のCRTに出力すると、水平同期信号がR、G、B信号に入っているためにクランプミスを起し輝度が明るすぎる、あるいは暗すぎると言う症状になり、下にあるような結果にはならないはずです。
おかたづけホームシアターのD-2001は水平同期信号をこのように位置をずらす改造をしてあるためにPCモニターでも正常に写ります。

領布バージョンのHD-D5RGBとD-2001を比較していますが、おこがましいようですが画質の優劣はつけられないレベルです。
画面上での違いは垂直ブランキング期間に入る輝線に見られます。
画面下中央にピンクの輝線が見えるのがD-2001です。
画面上の白い輝線は両方とも見られます。
マクロビジョンなどの歓迎しない信号もここに入ってくるはずです。
これらの輝線はプロジェクタのマスキング機能で消すことになりますので問題ありません。

比較のためハイビジョンの画面を管面撮影してみました。
上がD-2001、下がHD-D5RGBの映像です。
SHARP DV-HRD20で録画した素材を再生し、一時停止で撮影しています。
素材はインターレースなので、できるだけ静止している場面を選んでいます。

撮影には今は無きKONICAMINOLTAαスイートデジタル+50mmマクロです。
AFはOFF、露出はマニュアル(F5.6,1/10sec)、ISO100です。
三脚使いたかったけど、探したけど見つからなかった。
残念。探しだし、次回撮影から使います。

比較画像をアップします。
いずれも、クリックすると大きい画像が出てきます。
なお、画面中央ちょいひだりしたにCRT(FlexScanT565)の管面にある引っかき傷が3,4本写っています。
申し訳ない。

D-2001の映像


HD-D5RGBの映像
2006/05/23 <液晶VEGA:KDL-L32HVXでのコンポーネント入力 V.S. HDMI入力>

昨日は、PCからDVD動画をHDMI経由でKDL-L32HVXへ出力できました。
まさかできるとは思っていなかったので、得した気分でいろいろPCでの設定を触っていました。
KDL-L32HVXへは1920x1080@30Hz、1280x720@60Hzで出力可能です。
他に、1024x768なども可能ですが、ここでは1280x720@60Hzで出力してみます。
実は1920x1080@30Hzはインターレースの影響でしょうか?
画面は、ちょっとちらちら落ち着かない様子です。

DVDの再生で、HDMI(1280x720@60Hz)とDVDプレーヤープログレッシブ信号(Pioneer DV-757A)と画像比較して見ました。
1:HDMI(1280x720@60Hz)


2:DVDプレーヤープログレッシブ信号(Pioneer DV-757A)をコンポーネント入力へ入れた


撮影データ:コニカミノルタαスィートデジタル+50mmマクロ
F8、1/20secマニュアル露出、マニュアルピント

両方あまり大きな違いはありません。
しいて言うならばHDMIは画像がシャープ、逆に言うと滑らかさが無いです。
どっちがいいのかは、好みの問題のような気がしますが、まあ、さほど差がないという評価結果もありですハイ。

KDL-L32HVXなかなか良いTVです。
2006/05/22 <ユニデンの配送料税込み2000円のHDMIケーブル到着>

先月4月5日に詳細はありますが、うちでは初めてのHDMIケーブルです。
4月6日逸品館で購入したHDMI-DVI変換アダプタと組み合わせます。


HDMI専用のケーブルです。

これと組み合わせます。

結合するとき、かなり固いです。
圧力が半端ではないようです。
非常に良い感じです。
軽すぎるコネクターはだめだめです。

で、このケーブルでATIのグラフィックボードとソニーの液晶VEGA:KDL-L32HVXを繋ぎます。



結局、結論になるのですが

は見事につながり、きれいな絵を出していました。
DVDの再生も全く問題なし。
下は「シービスケット」再生中。


PCから見ると液晶VEGA:KDL-L32HVXはSONYTVとして認識されています。
と言うことで、見事にPCと液晶VEGAがHDMIケーブルで接続できました。

2006/05/21 <ハイビジョン信号の伝送周波数帯域30MHzとは?>


今日の話題に入る前に、ご紹介ということで。
2005/08/08のおかたづけ日記に登場しましたが、この本最近ずっと読んでいます。
NTSCからデジタルハイビジョンまで非常に分かりやすく書いてあります。
この本の何がいいかというと、デジタルハイビジョンまで言及してある書籍は少ないんです。
通常この手の技術書はNTSC止まり、よくできた本でアナログハイビジョンまでです。
1035システム(アナログハイビジョン)と1080システム(デジタルハイビジョン)の対比表なんて普通お目にかかれません。
デジタルハイビジョンを語るときは、この本を一読しておけば非常に便利です。
覚えておかなくとも、この本のどこに何が書いてあるのかを分かれば十分です。

今日の話題は、87ページを参考にしています。(著作権は気になるところではありますが)
ものの本に、ハイビジョンの帯域は30MHzということが良く書かれています。
ご紹介した参考書でもP87に書かれています。
市販の装置で言うと三菱のD-2001やロジテックのLDC-RGB1も30MHzを仕様としています。
一方、D-2001の改良版DC-3500では220MHzを謳っています。
こういう数字を体で感じとるために、まずは30MHzというのはどのくらいの解像度(あるいは分解能)なのかを調べてみたくなりました。

1080iの走査線1本に注目すると、走査線の周波数は33.75kHzです。
これは、1画面の走査線数が見えないところも含めて1125本。
1分間での走査線の走査回数が30回と言うことから計算できます。
1125x30=33750Hz=33.75kHz
その走査線が実際に走査する際に必要な時間は1/33750=29.6uSec。
ブランキングが3.77uSecですからのこり25.86uSec
この25.86uSecの中に776個のサイン波という信号が30MHzの信号です。
このサイン波を表現するためには最低サイン波1個で白画素、黒画素、計2個の画素が必要です。
ですから、液晶など固定画素では横画素数776x2=1552画素必要です。
横の画素数1552画素で白黒白黒とした画像が帯域30MHzの画像と言うことになりますね。
横1152画素で白黒白黒、これを表現するにはPCではできるでしょうが、コンポーネント信号では苦しそうな気がする数字です。


次回はちょっと実験をして見ましょう。
2006/05/19 <DVD鑑賞「ザ・ハリケーン」>

先週、BS-Hiで放送していたタイトルですが、最初の10分間を見逃してしまったためDVDをレンタルしました。
もちろん、最初の10分だけでなく、最後まで鑑賞しました。
良い映画は何度見てもいいんです。

ハイビジョン放送も非常にきれいでしたが、DVDの方も非常に高画質です。
2時間半の映画とは思えないくらいの画質です。
画質は、記録レートではないと言うことを思い知らされる1枚です。
顔のアップのときは、皮膚の様子がちょっと張りがあるなとか、汗ばんでいるななんてことが分かるくらいです。

この映画、残念なのは邦題とジャケットですね。
内容とギャップがあります。
「ザ・ハリケーン」だと、自然災害の方を思い起こしますね。
ジャケット写真のほうも法廷シーンか檻の中のシーンが良い様な気が・・・。
せっかくの内容ですからもったいないもったいない。

冤罪で服役させられているデンゼルワシントンを救い出す映画ですが、檻の中のシーンと檻の外のシーンで光のトーンを変えて表現しています。
なかなか、細かい表現方法です。
この方法が、ラストシーンで効いてくるという仕掛けです。
これ以上はネタばれになるので・・・。
プロジェクターのチェックにいかがでしょうか?

ネタばれと言えば、「ダビンチ・コード」。
知らない人のためにはっきりとは書きませんが、昨日あたりの報道内容、ちょっとしゃべりすぎと言う気がしました。
そこまで言わなくてもニュースとしては十分でしょうに・・・・・。
ソニーさん怒っているだろうな。
この映画に賭けていたはずだから。

2006/05/17 <電子部品の通販ショップ「デジキー」さん>

昨年12月の日記でちょこっと紹介したUSの電子部品通販ショップ「デジキー」さんの情報です。
「道楽2号」の部品もそろそろ調達と言うことで、何度かオーダーを入れている。

料金体系だが、まず部品は数量がまとまれば安くなる、1個だとXX円、10個だとXX円、50個だとXX円といった具合。
種類は豊富。
ただし、在庫を持っていない種類のパーツもある。
スイッチやコネクタ、ヘッダーピンなどが非在庫部品というものが多い。
得意はIC、半導体、抵抗(チップも含む)、コンデンサ(チップも含む)、トランジスタ、ダイオードなどなど。
かなり、在庫しているため、すぐに入手可能。
特に、表面実装部品をおいてあるのは助かる。
日本橋や秋葉原へ行っても主流はDIP(穴を開けた基板に足を通して半田する)。
お仕事でも使えます。

送料だが、1回2000円、ただし5000円以下は手数料として1000円必要。
お気づきかもしれませんが、支払いは円。

火曜日に注文したものが金曜日に配達される。
はや!

USの会社なのだが、注文の追加、訂正はどうなるのか?
英語でやらなきゃいけないの?
いやいや、なにかあれば日本代理店が窓口になってくれます。

今朝も、夜更かししてネットで発注。
朝、出勤。
電車の中で発注漏れが見つかった。
いそいで、発注をストップしてくれるよう会社からメールを出した。
夕方5時までに連絡をくれれば変更可能とのこと。
もちろん交渉相手は日本人。
優しい対応をしてくれる通販会社ですね。

部品屋さんには用がなと言うあなた。
こういうお店で、「CDプレーヤーのマスタークロック交換用部品」や「D-2001帯域アップ用オペアンプ」を扱っているんですよ。
こう締めくくればAVネタでしょ!

2006/05/15 <テストチャートでおまけ>

HIVICASTの他のチェックディスクで「ドルビーデジタルエクスペリエンス」というDVDがある。
この中にもマルチバース含まれている。
あんまり細かいことは、放置しておけばいいのですが、「HiViCAST」と比較すると、「ドルビーデジタルエクスペリエンス」の方が細かいのです。
特に、右半分の3つの周波数で「ドルビーデジタルエクスペリエンス」と「HiViCAST」に差があります。
「HiViCAST」はチャートの説明で周波数まで明記してありました。
「ドルビーデジタルエクスペリエンス」のマルチバーストの説明には数字はありません。
画質のチェックにおいては、どちらでもいいとは思いますが、気持ち「ドルビーデジタルエクスペリエンス」のほうが周波数は同程度かちょっと高いと思われます。







<お願い。6月より「HD-VDA」シリーズのオプション料金変更させていただきます>

HD信号分配器のオプション料金を下記のように変更させていただきます。

現在
1:BNCへの変更、変更端子1個につき100円。
2:RCA金メッキへの変更、変更端子1個につき100円。

6月1日受付分より
1:BNCへの変更、変更端子1個につき200円
2:RCA金メッキへの変更、変更端子1個につき300円
2006/05/14 <ハイビジョンベースのテストチャート>

D1やD2信号のチェックにはDVDソースのテストチャートで事足りる。
D3以上となると、やはりハイビジョンベースのテストチャートが欲しいところ。
さらに、できればハイビジョン用のマルチバースト信号がベスト。

ハイビジョンベースのテストチャートとしては
1:BSデジタル放送の放送休止時のテストチャート


2:BSデジタルチューナー SONY DST-TX1の隠しコマンドでチューナー内臓のチャートを出す。

サンプル画像持っていません。

3:PC用グラフィックカード(GA-S8HD/AGP)に仕込まれているテストチャート
これらのほかに、R,G,Bの単色がある。
さらに、周波数帯をD1,D2,D3,D4,D5と選んで出力できるので強力です。


これは、画像範囲を確認する際に使うチャートですね。


これが、マルチバースト代わりに使えるかも。
マルチではありませんが、非常に細かいパターンです。
これらは、縦、横 1/2に縮小してあります。


他に、シャープのHPにあるとか無いとか・・・。
調べてみます。
2006/05/13 <マルチバーストについてお勉強してみました 2>

マルチバースト信号を液晶VEGAで見てみました。

マルチバーストの信号を、GA-S8HD/AGP搭載のPCでHIVICASTを再生させ(WINDVD6使用)つくる。
GA-S8HD/AGPのHDTV端子からのビデオ信号を用いた。
PCで作るので、D1,D2,D3,D4,D5でマルチバースト信号が作れます。

これをサイバーガゼット社のシステムAVセレクタPRO経由で液晶VEGAへ。
この経路を詳しく説明しておきます。
PCからはGA-S8HD/AGPについているHDTVコネクタ(ビデオ端子)に専用のケーブルを繋ぎます。
下の写真の上のケーブルです。

ケーブルの反対側はD端子の受け側になっていて、ここへD端子−コンポーネント変換ケーブルを繋ぎ、
システムAVセレクタPRO前面の入力8へ入れてやります。
システムAVセレクタPROと液晶VEGAので接続はPROのコンポーネント端子出力とVEGAのD端子入力(コンポーネント1)をD端子−コンポーネント変換ケーブルで繋いであります。

PCからVEGAまで、GA-S8HD/AGP上のコネクタ、D端子コネクタ3個を経由しています。
信号劣化が心配です。

帯域の実験をするうえで、サイバーガゼット社のシステムAVセレクタPROを経由すること自身問題が出そうだが、今日のところはこのセレクタを経由して行った。
このセレクタ、胡散臭いでしょ。
いずれ調べねばなりませんが。


標準的ということで、D2信号をVEGAに送ってみました。
すると、いとも簡単に黄色の全信号をきれいに再生してくれました。
NTSC(D1、480i) 500k 1.0M 2.0M 3.0M 3.58M 4.2M
D2、480p 1.0M 2.0M 4.0M 6.0M 7.16M 8.4M
D3、1080i 1.1M 2.14M 4.28M 6.42M 7.66M 9.0M
D4、720p 1.43M 2.86M 5.72M 8.58M 10.2M 12M
D5、1080p 2.14M 4.29M 8.58M 12.9M 15.4M 18.0M

画面の右のほうを写真にとってみました。
7.16MHzと8.4MHzにあたります。

ちょいピントが甘いかもしれません。
カメラはKONICAMINOLTAαスウィートデジタル+50mmマクロレンズです。
露出を固定して撮影すべきでしたね。
AUTOで撮影してしまいました。
拡大してみましょう。
上の写真にはありませんが、もひとつ左の6.0MHzの拡大図

コレは余裕ですね。
黒は真っ黒、白も完全に白と思われます。

次、7.16MHzの拡大図。

コレも大丈夫ですね。これを見ると3ドット3ドットで黒白ですね。

次、8.4MHzの拡大図。

コレはちょっといただけませんね。
黒が十分に沈んでいません。
真っ黒になっていないと言うことです。
たぶん白も真っ白ではないものと思われますが、人間の目には真っ白に見えますね。

ちなみに、液晶VEGAの前に使っていたビクター28型ハイビジョンTVではこの7.16MHzと8.4MHzは解像しませんでした。
コレがそのときの写真です。
右から1つ目、2つ目が解像していません。


液晶VEGAは余裕で解像していますので、今使っているNTSC用の解像度チャートではハイビジョンが評価できないかもしれません。
また、一方、28型のハイビジョンTVでは解像していませんが、この原因はTVにあるのではなく、伝送経路にあるかもしれません。
つまり、信号発生側ではきれいな信号を作っているのに、コネクタやケーブルのために信号が劣化していたのかもしれません。
今後は、このあたりのアナログ信号が何が原因で劣化していくのかを探っていこうと思います。
いま、目をつけているのが、D端子やD-SUBコネクタです。
すぐにデータをお見せできませんが、このあたりが悪さをしているような感触をつかんでいます。
2006/05/12 <マルチバーストについてお勉強してみました>

最近、どうもハイビジョンの解像度が気になる。
フルスペックと言えば1920x1080画素と言うことになっているが、SONYのハイビジョンムービーの記録は1440x1080だ。
BSデジタル放送の解像度も1440x1080と1920x1080の2通りらしいし、主流の液晶TVは1400x720程度だ。
これらは、固定画素デバイスを画素数で表記したものであり、一方、解像度に対しよく帯域と言う言葉が出てくる。
ハイビジョンは30MHzの帯域があれば十分だとか、NTSCは4.2MHzの帯域を持っているなどという使われ方をする。
これらの帯域の数字は、実は以前紹介したDVD「HiViCAST」のマルチバースト信号の説明のところに出てくる。
ここらのことは、2005/06/21の日記を見ていただくとして
きょうは、このマルチバーストのチャートについて勉強してみました。


    



このマルチバーストのチャート、縦じま模様が右へ行くほどだんだん狭くなっています。
左から500kHz、1.0MHz、2.0MHz、3.0MHz、3.58MHz、4.2MHzとあります。
DVDで再生するときはチャート画像が4:3に表示するようです。
で、この縞模様の明るさがフラットに見えるかどうかをチェックするとDISKにあります。
この周波数の数字は、NTSCつまり480iで再生させたときの数字です。
プログレッシブのD2(480P)の場合はこの2倍(同じ時間で2倍走査するから)。
D3(1080i)の場合は1125/525=2.14倍(この計算の場合は映像信号が入っている走査線の数480、720、1080は使わずに、映像信号が入っていない走査線も含めた数字525、750、1125を使います)
D4(720p)の場合は750/525x2=2.86倍
D5(1080p)の場合は1125/525x2=4.29倍となります。
表を作ってみましょう。
NTSC(D1、480i) 500k 1.0M 2.0M 3.0M 3.58M 4.2M
D2、480p 1.0M 2.0M 4.0M 6.0M 7.16M 8.4M
D3、1080i 1.1M 2.14M 4.28M 6.42M 7.66M 9.0M
D4、720p 1.43M 2.86M 5.72M 8.58M 10.2M 12M
D5、1080p 2.14M 4.29M 8.58M 12.9M 15.4M 18.0M

このDVDをアップコンバートした信号で鑑賞する際はこのテーブルを用いてください。
眠くなってきたので今日はここまで。
2006/05/07 <フルスペックHDが手の届く価格帯に・・・>

AVWatchフルハイビジョンテレビ 2006年春モデルリンク集と言うのがある。
さぞかし高価なTVたちがリストアップされているのであろうと見ていたのだが、
バイ・デザインとクイックサンが20万円を切る価格で販売している。
迂闊にも知らなかったわけで、正直ぐらっと来た。
もちろん、デジタルチューナーは無くHDMI端子を要求すればバイ・デザイン社の37型液晶TV1機種のみ。

手の届く価格帯に入れば、あとは「フルHDは本当にきれいか?」と言う問題をクリアにしなければならない。
去年の10月ごろ、液晶TVを購入した際にフルHDをチラッと見たが1300x768程度の液晶と比較して大きくアドバンテージがあるとは思わなかった。
しかし、そのときはフルHDが手が届くところに無かったころであり、さほど真剣に見ていなかった。
機会があれば、ぜひフルHDを見てみたい。
こっちも、自宅で使っているTVをソニーの液晶TVに変更して半年、液晶TVに対して目がなれてきていることもあり(当時はどの液晶を見ても差が分からなかった)好都合だ。
あと比較に必要な条件は、素材と視聴環境だ。
TV売り場で素材まで要求するのは難しいが、解像度からだけ言うと、BSデジタル放送かな。
できれば、真横に普通スペックの液晶TVが欲しいところ。
ヨドバシ梅田では、メーカーごとに売り場を決めてあるので他社との比較は足を運んで行うしかない。
比較させまいとしているのかもしれないが、消費者としては非常に困る陳列方法を採用している。

1300x768と1920x1080の比較をする際に、はっきり分かっていること、断言できることがある。
液晶TVの1300x768と3管プロジェクタ(1080i)では圧倒的に後者の勝ちです。
液晶で見慣れた番組を、3管プロジェクタ(1080i)でみると、放送局が非常にきれいな画像を送ってきてくれていることと、液晶TVがその高品位な画像をスポイルして表示していること、この2点を痛切に感じます。

とにかく、フルスペックHDのHDTVを見てきます。
2006/05/05 <グラフィックカードのHDTV出力用ケーブルの互換性>

アイオーデータのGA-S8HD/AGP、玄人志向のRX1300-A256HにはそれぞれHDTV出力用のケーブルが付属する。


GA-S8HD/AGPはD端子(メス側、通常はDVDプレーヤー側のコネクタ)、RX1300-A256Hはコンポーネント端子(RCA)である。


ボード側は同じ形状だがピン数は異なる。


D端子はどうも好きになれず、もし、この2本に互換性があれば、GA-S8HD/AGPにコンポーネント端子のケーブルをつけたい。
そこで、このケーブルの互換性があるかを調べた。






結線をたどって行っていただければわかりますが、残念ながら互換性はありません。
ということで。
2006/05/02 <5月です>

明日から、5日間のGWです。
この休みを利用して、「HD信号RGB変換器(道楽2号)」の情報を出したいと思っています。
進捗ですが、現在のところプレ試作1台完成で、問題なく動いています。
これから、基板のレイアウト設計を完成させ注文します。
この基板があがってくるのが5月末ぐらいかな?

RGB変換器を3管プロジェクタを使うときに問題になる点を2点
1:三菱電機のD-2001で話題になったのですが、RGB信号に同期信号が入っているかどうかです。
RGB信号に同期信号が入っていると画像の明るさで支障をきたす場合があります。
ここにこの問題を解説してありますが、「HD信号RGB変換器(道楽2号)」ではRGB信号に同期信号は入っていません。
2:垂直ブランキングにある画像以外の信号を除去してあるかどうか
ここに、参考ページがあります。
この不要な信号(画面上部の白い横線)は「HD信号RGB変換器(道楽2号)」では除去してありません。
プロジェクタのマスキング機能を使って取り除いてください。

後日、写真を使って説明していく予定です。
今日のところはここまで。


前月のおかたづけ日記
Go TopPage
翌月のおかたづけ日記