姉妹機「HD信号RGB変換器HD-D5RGB」もよろしく 広帯域HD信号選択器HDS-SW422A 2016/06/26 製造中止しました 光端子+同軸出力のモデルHDS-SW421A、光端子のみのモデルHDS-SW420Aも用意しました。 D端子への変更オプションを開始しました。 全てのコンポーネント端子をD端子に変更したモデルを用意しました。
一般的なセレクタとの違いは次の3点です。
D端子に関する注意点(重要)
HDS-SW420A 同軸端子は不要、光端子だけで十分というユーザーさん向けのモデルです。
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1:広帯域HD信号選択器とは 名称は「広帯域HD信号選択器」、型番はHDS-SW422A。 一言で説明すると、1080pのアナログ映像信号にも対応する広帯域のアクティブ型セレクタ(4入力2出力)です。 また、デジタル音声端子として4入力2出力すべてにSPI/F(光)を用意したほか、 入力1系統、出力1系統に同軸端子(COAX)を装備しました。 |
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2:特長
使用例1 代表的な使い方としては、出力機器としてTVとプロジェクタ-があり 再生装置がたくさんある場合です。 もちろん、音声も一緒に切り替えることができるので便利です。 使用例2 別売りのHD-D5RGBを使えば、3管プロジェクタも使うことができます。 使用例3 2系統常時出力のメリットを生かし、PCのアナログキャプチャーボードなどへも常時接続しておくことが可能になります。 |
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3:「広帯域HD信号選択器」の構成 まずは、写真をご覧ください。 HDS-SW422Aの前面の写真です。 筐体ですが、既存の分配器、RGB変換機と同じものでは、端子が多いために全部入りきらず、変更せざるを得ませんでした。 ただ、できるだけ小変更にとどめるために高さだけをアップしたケースに収めました。 左から、電源スイッチ(これもACアダプタ仕様です)、 入力用端子1系統(デジタル音声用SPI/F(光)、 映像信号用コンポーネント端子) 右下の二つのスイッチは4系統入力の選択用スイッチです。 2個のスイッチのON/OFFの組み合わせで入力系統を選択します。 次はHDS-SW422Aの後ろの画像です。 左から ・入力用端子3系統(デジタル音声用SPI/F(光)、映像信号用コンポーネント端子) ・出力用端子2系統(デジタル音声用SPI/F(光)、映像信号用コンポーネント端子) 一番右の列、一番上の白いRCA端子は ・デジタル音声出力端子、同軸端子(COAX) 2番目の白いRCA端子は ・デジタル音声入力端子、同軸端子(COAX)、入力4系統のうち1番目の系統用 その下のスイッチは、デジタル音声入力端子の光/同軸切替用 一番下はDC入力端子です。ACアダプタを接続します。 出力のコンポーネント端子が2系統。 RCAジャックの位置関係は下図のようにピン中心−ピン中心距離を14mmでレイアウトしています。 光端子+同軸出力のモデルHDS-SW421A、光端子のみのモデルHDS-SW420Aも用意しました。 |
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4:性能 余談ですが、「HDS-SW422A」という型番の意味は、 音付きということで、Sound の頭文字「S」をHDに加えHDS。 SWはスイッチャー、422Aの42は4入力2出力の意味。 最後の2Aは今後の展開で必要かなということで付けてあります。 <特性評価:広帯域ビデオ信号> さて、HDS-SW422A の一番の売りは1080pにも使える広帯域のビデオスイッチャーであるということ。 市販のスイッチャー、あるいはセレクタだと1080iを扱えれば十分ということで、広帯域性は謳っていません。 この1080i用のスイッチャーに、PS3の1080pを入れると絵は出てきますが、帯域がせまいために見た感じ汚れた絵になってしまいます。 汚く感じる理由としては 信号の立ち上がり立下りが遅くなるために、文字が滲む、映像の本来の明るさを表示できないなどの症状が現れるからです。 そこで、PS3の1080pを使って、 i)スイッチャーを介さない場合 ii)HDS-SW422Aを経由する場合 iii)市販の1080i用のスイッチャーを経由する場合 この3つの映像を比較してみました。 各映像はHD-D5RGB > PC用のCRT(EIZO Flexscan T565),管面撮影したものです。 i)スイッチャーを介さない場合 PS3(アナログ1080p) > HD-D5RGB > PC用のCRT(EIZO Flexscan T565)管面撮影 ii)HDS-SW422Aを経由する場合 PS3(アナログ1080p) >HDS-SW422A >HD-D5RGB > PC用のCRT(EIZO Flexscan T565)管面撮影 iii)市販の1080i用のスイッチャーを経由する場合 PS3(アナログ1080p) >市販の1080i用のスイッチャー >HD-D5RGB > PC用のCRT(EIZO Flexscan T565)管面撮影 文字が滲んでいます。 また、文字の明るさも落ちています。 拡大(1:1)してみましょう。 このような比較画像になります。 HDS-SW422Aが広帯域のビデオスイッチャーであるということをお分かりいただけたかと思います。 <特性評価:ビデオ信号レベル> 広帯域信号選択器(HDS-SW422A)のビデオ信号の大きさのお話。 切替器なので入力信号と出力信号のレベルは同じである必要がある。 出力信号が入力信号に対し大きくなると同じ白でもより明るく見えてしまう。 また、出力信号が入力信号に対し小さい場合、同じ白でも暗く見えてしまう。 HDS-SW422Aの出力をキャプチャーボードに接続してあるときはHDS-SW422Aのあるなしでキャプチャー画像の明るさが異なってしまい都合が悪い。 あるいは、HDS-SW422Aを2段に接続し入力端子を増やす場合は、影響がより大きく出てしまうことになる。 今回の設計に当たり、このビデオ信号の振幅の変化に関してはかなり気を使ったポイントである。 HDS-SW422Aの前後でビデオ信号をオシロスコープで観察してみたのでご紹介する。 まず、ビデオ信号源はPS3のHDDに入れた静止画。 管面撮影したのがこれ。 オシロスコープで信号レベルを見やすいようにチャートを選択した。 まずはHDS-SW422Aの入力信号。PS3の出力信号である。 画面真ん中ではしごのように見えている信号が、評価対象。 はしごの横棒4箇所で線が太くなっているのがお分かりだと思う。 これが、チャートのタイルの明るさを縦軸に表示していることになる。 これが、HDS-SW422Aの出力信号。 オシロスコープの2チャンネルを使って同時表示も可能だが、信号レベル差を測定ということで プローブの違いやオシロスコープのチャンネルによる信号差を嫌い、あえて同じプローブを使って測定した。 写真を見る限り、ほとんどレベル差はみられない <特性評価:アップサンプリングデジタル音声について> HDS-SW422Aのデジタル音声ですが、AVアンプで受けてロックするのかを調べてみました。 AVアンプはTA-DA3200ESを用いました。 理由はPS3でのCDのアップサンプリング周波数176kHzを受けることができるからです。 TA-DA7000ESでは96kHzまでですね。 まずは、HDS-SW422Aのデジタル音声の出力側から 出力は光:2個 同軸1個 同時使用OKです。 デジタル音声に関しては光:2個 同軸1個の3出力になります。 PS3の光出力(CDのアップサンプリング周波数176kHz)をHDS-SW422A(光出力端子)経由でTA-DA3200ESへ入れたとき。 ロックするまで約5秒かかります。 PS3とTA-DA3200ESをダイレクトに光ケーブルでつないだときも、ロックするまでは約5秒かかります。 ということで、ロックするまでの時間はHDS-SW422Aを経由しても変わりません。 こんどは、HDS-SW422Aの同軸出力端子を見てみます。 PS3の光出力(CDのアップサンプリング周波数176kHz)をHDS-SW422A(同軸出力端子)経由でTA-DA3200ESへ入れたとき。 下記のように、176kHzでロックします。 さて、今度はHDS-SW422Aの入力端子を調べます。 光入力端子は上で使っているので省略します。 同軸入力端子を調べます。 同軸入力端子は入力0(IN0)1系統にのみついています。(ブロック図参照) 光入力と切り替えになります。 当然ですが、光と同軸の同時使用はできません。 BW200にはデジタル音声の同軸出力端子が付いていたのでそれを用います。 BW200の同軸端子をHDS-SW422Aの同軸入力へいれます。 さらに、HDS-SW422Aの光出力端子とTA-DA3200ESを光ケーブルで結びます。 AACの5.1chを受けています。 うえと同様に、BW200の同軸端子をHDS-SW422Aの同軸入力へいれます。 HDS-SW422Aの同軸出力端子とTA-DA3200ESを同軸ケーブルで結びます。 この組み合わせは、経路中に光ケーブルがまったく入らない接続方法になります。 光から電気への変換、あるいは電気から光への変換をしない組み合わせです。 AACの5.1chを受けています。 <特性評価:S/PDIF同軸信号波形> HDS-SW422Aに、音声出力端子としてS/PDIF同軸を用意した。 この端子は、光出力と同時に使用可能なので音声に関しては光2+同軸1の同時使用を可能にしてある。 この端子を用意した理由は光−電気変換をできるだけ少なくしたいためだ。 光入出力のあるセレクタは、セレクタ内で光>電気、さらに電気>光の変換を行い出力する。 セレクト部は電気信号で処理しているためのこのようになる。 (蛇足だが、もし光ケーブルの端面どうしを物理的に組み合わせることでセレクタを実現すれば光>電気、さらに電気>光の変換は不要になる。) PS3を例に考えてみる。 ご存知のようにPS3はS/PDIF端子として光端子のみで同軸端子はない。 ここで問題「PS3とAVアンプを光ケーブルで接続すると光−電気変換は何回か?」 答えだが、PS3の内部で電気>光、AVアンプのなかで光>電気と2回ということになる。 次の問題「PS3とHDS-SW422AとAVアンプを光ケーブルで接続すると光−電気変換は何回か?」 答えだが、PS3の内部で電気>光、HDS-SW422Aの内部で光>電気と電気>光、AVアンプのなかで光>電気と計4回ということになる。 そこで、HDS-SW422AとAVアンプを同軸で接続することにするとどうなるか? 問題としては「PS3とHDS-SW422Aを光ケーブル、HDS-SW422AとAVアンプを同軸ケーブルで接続すると光−電気変換は何回か?」 答えだが、PS3の内部で電気>光、HDS-SW422Aの内部で光>電気、AVアンプでは0回と計2回ということになる。 つまり、HDS-SW422Aの同軸出力端子を使うとセレクタをはさんでも光−電気変換回数を増やさないようにすることができる。 光−電気変換回数はPS3とAVアンプを光ケーブルと直結したときと同じ2回を実現できる。 そうすると、残る問題はHDS-SW422Aの同軸端子の品質。 これは、前回PS3のCD音声のアップサンプリングを使ってTA-DA3200ESで受けることができるかという実験で、光と同様に受けることを説明した。 今回は、アップサンプリング時の波形をオシロスコープで観察したのでご紹介する。 写真の横スケールは固定で観察している。 まずは、アップサンプリング無しの44.1kHz。 次に88.1kHz。ここまではかなりのAVアンプで受けることができる。 もちろん、TA-DA7000ESでもOKだ。 最後に、176kHz。 これはTA-DA3200ESでは受けることができるが、TA-DA7000ESでは受けることができない。 |
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5:HDS-SW422A:動作確認機種 HDS-SW422Aの動作が確認できている入力機器、出力機器です。 参考にしてください。 現在のところ、接続機器との組み合わせによる相性の問題は発生していません。 入力側に接続する機器
出力側(映像)に接続する機器
出力側(音声)に接続する機器
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6:領布について 2016/06/26 製造中止しました 1.料金について
これに、送料がかかります。(クロネコヤマト宅急便)
2.注文について
領布品の名前(HDS-SW422A)、数量、ご自分のお名前、郵便番号、 住所、電話番号を記入の上ここへメールしてください。
2016/06/26 製造中止しました 注意:海外への発送は行いません Note:Will Not Ship Outside of Japan. 最近スパムメールが多数送られてきます。 スパムと区別して確実に受信できるようにするため、 メールのタイトルは変更しないようお願いします 発送の準備ができ次第、メールで連絡を差し上げますので料金を振り込んでください。(銀行振込) 代引きをご希望の方には、ゆうパックでの代引きにも対応しますので、 その場合にはお申し込みのメールにて「ゆうパックでの代引き希望」と明記しておいてください。 (この場合の送料は上記と異なります。また、代引き手数料がかかります)
3.納期について 注文を受けてから製作しますので約2週間かかります。 また、部品の在庫状況により変動する可能性がありますが、 注文メールへの返信で納期のご連絡をさせていただきます。 4.返品について 領布品が動作しない場合、到着後3日以内に連絡ください。 交換など対応いたします。 ただし、次の場合は返品できませんのでご注意ください。 ・分解、改造などの加工を行った場合 ・同梱のACアダプター以外を使用して故障した場合 ・使い方を誤ったことが原因で故障した場合。 5.修理について 「領布品の修理について」のページを参照ください この領布品は個人が趣味の延長で作ったものをお分けするものです。 そのため、この領布品が原因でほかの機械を故障させた場合、 この領布品が原因で火災などを引き起こした場合 などの補償はいたしかねます。 お申し込みの際は、上記に関し同意されたものとみなします。 ご不明な点は何なりと問い合わせでください。 最近スパムメールが多数送られてきます。 スパムと区別して確実に受信できるようにするため、 メールのタイトルは変更しないようお願いします |
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