おかたづけホームシアターの
更新履歴を兼ねた
おかたづけ日記

2008年 11月
2008/11/28 <バックライト部分制御の液晶TV見てきました>



すごい技術です。
格子状に部分点灯できるバックライトを備え、映像に合わせて駆動することにより高コントラストを実現する技術です。
誰でも思いつきそうなことを実際に製品化してしまうのがSONYですね。
そこがすごいと思います。

展示は日本橋SONY専門店AVIC。
向かって右側の扉から入ってちょっと奥のほう。
同じサイズの普通のブラビアと並べて比較展示してあります。

店員さんいわく、やっとSONYのデモ映像をまともに表示できるTVができた、と。

確かに、コントラストがついているので色がきれいですね。
きれいというよりも、映える(はえる)といったほうが良いかもしれません。
ホームシアターで部屋の明かりをちょっと点灯した状態から真っ暗にしたときに、おおっと色がきれいになりますよね。
あの感じです。

問題は価格でしょうが、そんなことはどうでも良いんです。
超薄型や漆塗装にはさほど引かれませんが、このバックライト技術は賞賛に値すると思います。


<静かな部屋で聴きたいSACD「ティファニー/アメージング・グレース」その3>



先日の日記で、以下のように書きました。
>機能面でも等価と思われたが、意外な差があった。
>2,3はAVアンプ(TA-DA7000ES)でマルチチャンネルへの変換が可能。
>素材が2chでも5.1、7.1、9.1への変換か可能。
>ところが、1のiLINK接続はマルチチャンネルへの変換ができない。
>これは想定外。理由は不明だが残念。
>(5.1ch素材を7.1ch、9.1chへの変換は可能です。)

iLINK接続で2ch素材をマルチチャンネルへの変換ができないとうことなのですが、SACD以外でも試してみました。
すると、DVD-VIDEOの2ch、CD(当然2ch)、2chのDVD-AUDIO(綾戸智絵さんの”LOVE”など)はマルチチャンネルへの変換が可能でした。
結局、SACDの2chだけがマルチチャンネルへの変換ができないということになってしまいました。
こんなものなのでしょうか?
2008/11/27 <HD-VDA、HD-D5RGBシリーズ機種追加予定>
おかたづけホームシアターで領布販売を開始した広帯域HD信号選択器HDS-SW422Aですが、
この機種のラインナップに伴い、音(S/PDIF)を扱うことができるようになりました。
そこで、既発売機種に音付きモデルを加えていく予定をしています。



具体的には、HD信号分配器に音(S/PDIF)も分配できるようにデジタル音声端子を追加します。
2分配、3分配、4分配のモデルすべてに対応し型番をそれぞれ次のようにする予定です。
2分配 3分配 4分配
音なし(既発売) HD-VDA2 HD-VDA3 HD-VDA4
音付き HDS-VDA2 HDS-VDA3 HDS-VDA4

また、音だけを5分配できるモデル、S/PDIF分配器もやってみようと思います。


あと、HD信号RGB変換機(HD-D5RGB)ですが、コストダウンモデルを2機種検討中です。
入力を色差信号のみに絞ったベーシックモデルと
ベーシックモデルの出力をBNCではなくDSUBに変更したDSUBモデルです。
おかたづけ日記で情報を出していきます。

<元気健在:SACD「fifty/綾戸智絵」>

相変わらず元気ですね、この方。
SACDやDVD-AUDIOなど高音質メディアのアルバムが多いので良く買います。
好みの話になるのかもしれませんが、この方のアルバムの「ピアノの音」好きなんです。
力強くかつクリアなサウンド。
このピアノ音と綾戸さんの声のコラボレーション、これがこの方の魅力ですね。
60,70と続けて欲しいと思います。

CDデータ

2chステレオ
EHSA-1001(CD/SACDハイブリッド盤)
EastHouse
\3,000
発売:2007.10.24
オフィシャルホームページ


まっ黒のSACDです。


紙にプラのCD収納部を張り合わせたデジパック仕様です。
あんまり好きではありませんが。


2008/11/26 <静かな部屋で聴きたいSACD「ティファニー/アメージング・グレース」その2>



1:DV-S858Ai+TA-DA7000ES(iLINK接続)
2:DV-S757A(アナログアンプ取替品)+TA-DA7000ES(アナログ接続)
3:DV-S858Ai+TA-DA7000ES(アナログ接続)
この3種類の接続での聴き比べだが、まずは機能面。

機能面でも等価と思われたが、意外な差があった。
2,3はAVアンプ(TA-DA7000ES)でマルチチャンネルへの変換が可能。
素材が2chでも5.1、7.1、9.1への変換か可能。
ところが、1のiLINK接続はマルチチャンネルへの変換ができない。
これは想定外。理由は不明だが残念。
(5.1ch素材を7.1ch、9.1chへの変換は可能です。)

聴き比べしたのは、 1曲目、「五木の子守唄〜サマータイム」
冒頭1分15秒、ボーカルだけで進行し、ピアノが入ってくるまで。
この部分が残響音がわかりやすかったので選択。

1:と2:以外にどちらも残響音、ボーカルの声が切れる部分にもふわっと入っている空気のことですが、これが心地よい。
聴く環境が騒々しくなるとすぐにかき消されてしまうくらいの響き。
専用オーディオルームだとはっきりとわかると思われる。
若干、1:のほうがこの心地よい響きがはっきりと聞こえる。
また、ボーカルそのものもクリアに聞こえる。
口が大きくなっているようという表現を見かけたことがあるが、クリアというのはまさにそんな感じ。

3:は1:2:にくらべると心地よい残響音が感じにくくなってしまう。

結果、1のiLINK接続が良いということになるが、マルチチャンネルに変換できないのは残念。
それにしても、ふた昔前の機器、DV-S858Ai+TA-DA7000ES(iLINK接続)ですが、良い音します。
中古でそろえた機器ですが、大事にしていこうと思います。
TA-DA7000ESをお持ちの方、iLINK接続できるプレーヤーを使うことで今以上に幸せになれます。
試してみてください。惚れ直すこと間違い無しです。

<B-CASカード、取り寄せ>
とある理由でB-CASカードが必要に。
再発行という手続きを踏まねばならないようだ。
なくしたわけでもないのだが、再発行というのも妙だが仕方がない。
申請は電話か郵便。
HPでの申請はできない。
電話もナビダイヤルでの接続。
わたしのPHSではナビダイヤルの接続は蹴られてしまうので、困った。
それでも、申請時間が20時までなのでおうちへ帰ってから電話した。
電話したが、これが待たされる。
電話メッセージは「このまま待つか、またおかけ直しください。」
かけなおしても同じだろうということでまつこと5分。
やっと繋がりました。

使用機器と連絡先を対応した人に伝えると2000円の着払い郵便で発送するとのこと。
HP上でスマートにやらせて欲しいですね。
2008/11/25 <静かな部屋で聴きたいSACD「ティファニー/アメージング・グレース」その1>

ほっほっほ、なかなか良いSACDを買いましたよ。
ということで、ご紹介。

定価3150円、2CH、HybridのSACDです。
MADE IN JAPAN のようです。


録音が良いSACDとでもいうのでしょうか?
1曲目、「五木の子守唄〜サマータイム」
冒頭1分15秒、ボーカルだけで進行します。

2つのスピーカーで作り出す残響音がボーカルそのものをアシストしています。
この残響音をどこまで楽しめるかがポイントです。
なかなか、楽しませてくれるSACDです。


CDの袋に面白いシールが貼ってあります。
SONYのSACDプレーヤーがこのSACDを推薦していますという、言い得て妙なシールのつもりで貼ったのかもしれませんが、
皆さんは、どううけとりますでしょうか?


さて、せっかくですので聴き比べを。
3通りの方法をチョイス。
1:DV-S858Ai+TA-DA7000ES(iLINK接続)
2:DV-S757A(アナログアンプ取替品)+TA-DA7000ES(アナログ接続)
3:DV-S858Ai+TA-DA7000ES(アナログ接続)

2:の改造に関しては2006/10/02の日記をごらんください。

写真は聞き比べようにセットしたところ。
上からDV-S757A、DV-S858Ai、TA-DA7000ESです。


PIONEERのDV-S757A、DV-S858AiDV-S969AViについてちょっとおさらい。
この3機種、ラインナップにふさわしい構成になっています。
簡単には、DV-S757A、DV-S858AiDV-S969AViの順で、アナログ接続専用、iLINK接続対応、iLINK+HDMI接続対応。

ハードウェアでまとめると下の表のようになります。
DV-S757Aを基準に考えると、DV-S858Aiは757に対しフロント2chを強化。
DV-S969AViはその強化回路を6ch全チャンネルに採用。
ということになります。
メーカー 型番 フロントL/Rch サラウンドL/Rch センターch&サブウーファー用
PIONEER DV-S757A PCM1738EG
NJM5532M
DSD1702
NJM5532M
DSD1702
NJM5532M
なかでもフロントの2チャンネルには、バーブラウン社製D/Aコンバーター(PCM1738EG)を採用し、S/N:118dB、歪率:0.0009%、ダイナミックレンジ:108dBの高音質を実現しました。
PIONEER DV-S858Ai 192kHz/24bit
PCM1738EG
192kHz/24bit 192kHz/24bit なかでもフロントの2チャンネルには、バーブラウン社製D/Aコンバーター(PCM1738EG)を採用し、S/N:118dB、歪率:0.0009%、ダイナミックレンジ:108dBの高音質を実現しました。
PIONEER DV-S969AVi 192kHz/24bit DAC「PCM1738EG」 192kHz/24bit DAC「PCM1738EG」 192kHz/24bit DAC「PCM1738EG」 バーブラウンの高音質192kHz/24bit DAC「PCM1738EG」を全6chに採用。

こういう聞き比べ、実はドキドキするんです。
聴いてみて一番安い組み合わせが良かった場合どうしようなんて考えてしまいます。
2008/11/24 <鮮やかな色が楽しめるDVD「ヘアスプレー」>

映画は見てみないとわからないものです。
「ヘアスプレー」という映画が、ジャケットの絵でちゃらちゃらした青春映画だと思いこみ今日まで見ていませんでした。
祝日ということで、ツタヤさんで借りてきましたがみ始めて数分、ものすごく後悔しました。
これ、ブルーレイで見るべきだったかと。

のっけからのりのりのダンス映画だったんですね。
結構はまってしまい、まずは一人で、次は家族で1日に2回見てしまいました。

音的には3種、英語DD5.1、英語DTS6.1、日本語吹き替えDD5.1です。
日本語吹き替え版の音声は音楽部分はオリジナル英語そのままです。
ディズニー映画にあるように歌詞を日本語にしてあるわけではありません。
「オペラ座の怪人」は日本語吹き替えトラックがありませんでしたから、この映画の日本語トラックの存在はうれしい限りです。

DVD版ですが、一番驚いたのが色の鮮やかさです。
3管でこれだけ鮮やかな色がだせるんだなと感心してしまいました。
スクリーンショットを2枚ほどごらんください。
デジカメですので、いろんな意味で実物と異なるとは思いますがこのような場面のことです。

衣装の色がさまざまで、それぞれがすごく鮮やかに投影されています。


真ん中の赤色以外はパステルカラーとでもいうのでしょうか、非常に微妙な色で構成されている場面です。
しかも、スポットライトが当たっているところあたっていないところがあり、
それらの微妙な色のグラデュエーションが非常に美しい画面です。
紫色というのは、緑抜きの青と赤で作りますからちょっとしたバランスで人間の目には異なって見えてしまう色ですね。


DVDでこの美しさですから、とうぜんBDには期待してしまいます。
残念ながら、レンタルのリストにはありませんでしたね。
2008/11/20 <広帯域HD信号選択器の領布を開始させていただきます>

山崎3号こと広帯域HD信号選択器HDS-SW422Aの領布を開始させていただきます。
HD信号選択器HDS-SW422Aの専用ページを用意しました。
ご覧いただければ幸いです。

領布価格ですが、1台20,000円とさせていただきます。
2008/11/18 <広帯域HD信号選択器(パネル説明図)>

HDS-SW422Aの領布受付ですが、あとちょっとです。
準備も追い込み時期に入ってきました。
取扱説明書も6割完成。
こどもと映画も見なければいけないので、寝る時間が少なくなってきています。
昨夜は、バスケットボールのスポーツ根性ものの「グローリーロード」
スカッとする面白さ。いいかんじです。
教育上、平日は1時間づつの2分割での鑑賞にしています。

きょうは、パネルの説明図をご紹介させていただきます。
取扱説明書に入れる予定の図です。
2008/11/17 <広帯域HD信号選択器(特性評価:S/PDIF同軸信号波形)>

HDS-SW422Aに、音声出力端子としてS/PDIF同軸を用意した。
ここ端子は、光出力と同時に使用可能なので音声に関しては光2+同軸1の同時使用を可能にしてある。

この端子を用意した理由は光−電気変換をできるだけ少なくしたいためだ。
光入出力のあるセレクタは、セレクタ内で光>電気、さらに電気>光の変換を行い出力する。
セレクト部は電気信号で処理しているためのこのようになる。
(蛇足だが、もし光ケーブルの端面どうしを物理的に組み合わせることでセレクタを実現すれば光>電気、さらに電気>光の変換は不要になる。)
PS3を例に考えてみる。
ご存知のようにPS3はS/PDIF端子として光端子のみで同軸端子はない。

ここで問題「PS3とAVアンプを光ケーブルで接続すると光−電気変換は何回か?」
答えだが、PS3の内部で電気>光、AVアンプのなかで光>電気と2回ということになる。

次の問題「PS3とHDS-SW422AとAVアンプを光ケーブルで接続すると光−電気変換は何回か?」
答えだが、PS3の内部で電気>光、HDS-SW422Aの内部で光>電気と電気>光、AVアンプのなかで光>電気と計4回ということになる。

そこで、HDS-SW422AとAVアンプを同軸で接続することにするとどうなるか?
問題としては「PS3とHDS-SW422Aを光ケーブル、HDS-SW422AとAVアンプを同軸ケーブルで接続すると光−電気変換は何回か?」
答えだが、PS3の内部で電気>光、HDS-SW422Aの内部で光>電気、AVアンプでは0回と計2回ということになる。

つまり、HDS-SW422Aの同軸出力端子を使うとセレクタをはさんでも光−電気変換回数を増やさないようにすることができる。
光−電気変換回数はPS3とAVアンプを光ケーブルと直結したときと同じ2回を実現できる。

そうすると、残る問題はHDS-SW422Aの同軸端子の品質。
これは、前回PS3のCD音声のアップサンプリングを使ってTA-DA3200ESで受けることができるかという実験で、光と同様に受けることを説明した。
今回は、アップサンプリング時の波形をオシロスコープで観察したのでご紹介する。
写真の横スケールは固定で観察している。

まずは、アップサンプリング無しの44.1kHz。


次に88.1kHz。ここまではかなりのAVアンプで受けることができる。
もちろん、TA-DA7000ESでもOKだ。


最後に、176kHz。
これはTA-DA3200ESでは受けることができるが、TA-DA7000ESでは受けることができない。

2008/11/16 <広帯域HD信号選択器(特性評価:ビデオ信号レベル)>



広帯域信号選択器(HDS-SW422A)のビデオ信号の大きさのお話。
切替器なので入力信号と出力信号のレベルは同じである必要がある。
出力信号が入力信号に対し大きくなると同じ白でもより明るく見えてしまう。
また、出力信号が入力信号に対し小さい場合、同じ白でも暗く見えてしまう。

HDS-SW422Aの出力をキャプチャーボードに接続してあるときはHDS-SW422Aのあるなしでキャプチャー画像の明るさが異なってしまい都合が悪い。
あるいは、HDS-SW422Aを2段に接続し入力端子を増やす場合は、影響がより大きく出てしまうことになる。

今回の設計に当たり、このビデオ信号の振幅の変化に関してはかなり気を使ったポイントである。

HDS-SW422Aの前後でビデオ信号をオシロスコープで観察してみたのでご紹介する。

まず、ビデオ信号源はPS3のHDDに入れた静止画。
管面撮影したのがこれ。
オシロスコープで信号レベルを見やすいようにチャートを選択した。


まずはHDS-SW422Aの入力信号。PS3の出力信号である。
画面真ん中ではしごのように見えている信号が、評価対象。
はしごの横棒4箇所で線が太くなっているのがお分かりだと思う。
これが、チャートのタイルの明るさを縦軸に表示していることになる。


これが、HDS-SW422Aの出力信号。


オシロスコープの2チャンネルを使って同時表示も可能だが、信号レベル差を測定ということで
プローブの違いやオシロスコープのチャンネルによる信号差を嫌い、あえて同じプローブを使って測定した。
写真を見る限り、ほとんどレベル差はみられない。
2008/11/12 <映画DVD「ラヴェンダーの咲く庭で」+「宮本笑里/tears」のコラボレーション>



「ラヴェンダーの咲く庭で」オフィシャルサイト

TSUTAYAさんで借りてきたDVD「ラヴェンダーの咲く庭で」。
大人のラブストーリーですね。

ストーリーを10行以内で・・・。
と書いてみましたがうまくかけませんので消しました。
オフィシャルサイトをご覧ください。

バイオリンを奏でるシーンが3箇所あるのですが、なかなか効果的です。
一通り映画を見終わり、最後のバイオリンのシーンに「宮本笑里/tears」の6曲目を重ねてみました。
うちの90インチのスクリーンとSACDの2chサウンドのコラボレーション。
これがなかなか良いですね。
「宮本笑里/tears」やサウンドトラックをお持ちの方、お試しあれ。

DVDとしては1層仕様、音声はDD5.1ch+日本語2chです。
2008/11/10 <ジャケ買いと誤解されるSACD「宮本笑里/tears」>

ケースがちょっと分厚いのは、SACD+DVDのためです。
DISKの仕様は2ch、HybridCDです。
タイトル tears/宮本笑里
型番 SICC-10074
発売日 2008/09/03
SACD/Hybrid
ch 2ch


オーボエ奏者の娘さん、バイオリニストの宮本笑里さんです。
まあ、ジャケ買いですが、中身はなじみのある曲でまとめられていて疲れた体を癒すにはぴったりのCDです。
5曲目の風笛(宮本笑里用オリジナルヴァージョン) (NHK連続テレビ小説「あすか」より)が気持ちよいです。
6曲目のナイジェル・ヘスという曲、タイトルを見てもまったく知りませんでしたが、どこかで聴いた曲です。
よくよく考えると、去年のフィギュア・スケートのグランプリ大会で浅田真央さんがエキジビションで使っていた曲です。
映画「ラヴェンダーの咲く庭で」の曲らしいです。
映画も見てみることにしましょう。

さて、このナイジェル・ヘスという曲で聴き(機器?)比べをやってみました。
エントリーの紹介
1:iLINK接続
再生機 DV-S858Ai
デジタル音声 iLINK
AVアンプ TA-DA7000ES
TA-DA7000ESの設定(iLINK) 2ch
スピーカー フロント VICTOR SX-V1

2:HDMI接続1
再生機 PS3
デジタル音声 HDMI
AVアンプ TA-DA3200ES+TA-DA7000ES
TA-DA7000ESの設定(SURROUND SPEAKERS) 2ch
TA-DA7000ESの設定(DECODING MODE) MULTI IN
スピーカー フロント VICTOR SX-V1

3:HDMI接続2
再生機 PS3
デジタル音声 HDMI
AVアンプ TA-DA3200ES
TA-DA3200ESの設定(SURROUND SPEAKERS) 2ch
スピーカー フロント VICTOR SX-V1

聴き比べた場所はSACD「宮本笑里/tears」6曲目ナイジェル・ヘスの最初バイオリンのソロが続きます。
1分ちょっとでバイオリンのソロが非常にか細い、か細い音で終わり静寂が数秒、そこへピアノが入ってきます。
ここまでの約2分間。
ここを選んだ理由は、バイオリンのソロ部であるところ。
個人的には、バイオリンはピアノに比べ再生が本当に難しい楽器だと思っています。
バイオリンとピアノの合奏部分だと差異が聞き分けにくいのではということでバイオリンのソロ部を選びました。
また、ソロ部の最後の非常にか細い弦の音、それが止んでピアノが入ってくるまでの間の静寂さもポイントになります。

1と2の比較では、2は1に比べほんのわずかマイルドな印象です。
良い意味でのベールかもしれませんが、2は1にくらべベールをかぶったような音に聞こえます。
1はあくまでも純度の高い音。ダイナミックレンジも広く静寂さも十分です。
3もなかなか良いのですが、音の分離が若干劣ります。
静寂性も1に比べるとちょいと落ちます。
1,2はソロ部の最後の非常にか細い弦の音をしっかりと再生してくれますが、3は埋もれてしまいちょっと聞き取りにくくなってしまっています。
1番良いのは1か2かということになりますが、甲乙つけがたいですが1を選んでおきましょう。
iLINK接続はひとつの完成形だと思います。

このSACDのバイオリンの音を聴いていると、スピーカーを交換するだけで、まだまだ良い音が出るのではという期待感が芽生えてきます。
それくらい弦の音は現状ではまだまだなのです。
SACDには良い音の元は入っているのとおもわれるので、あとはスピーカーですね。
弦の音は金食い虫ですね。
2008/11/06 <DVD-AUDIOへの最後の設備投資(その5)>

ジッターを低減して歪みのない音を再現するためのノージッターフロー制御伝送技術“H.A.T.S.”ということだが、
PIONEER と SONY の組合せ、DV-S858AiとTA-DA7000ESのiLINK接続で問題なく点灯する。

HATSが点灯するメディアは普通の音楽CD、SACDとDVD-AUDIOの3種類。
DVD-VIDEOのdts音声は点灯しない。
dtsのサンプルDISKに入っているEAGLESのホテルカリフォルニアは点灯しない。
また、高音質の96/24音声の入ったDVDも点灯しない。

今回、DV-S858AiとTA-DA7000ESのiLINK接続という環境を手に入れたのだが、非常に満足度が高い。
SACD、DVD-AUDIO、CDの音が向上したことと、9.1chのマルチチャンネルで聞けるようになったことは大きい。
PS3で聴くのも良いが、PS3の問題はPS3本体の音。
SACDはSNを期待する私としては、静かな環境で聴くことが大前提なので、今回のDV-S858AiとTA-DA7000ESのiLINK接続は非常にありがたい。
ここまで良いとは思っていなかっただけに、満足度は大きい。

うれしい誤算のため、SACDやDVD-AUDIOの新譜を購入してあります。
また紹介していきます。
2008/11/05 <DVD-AUDIOへの最後の設備投資(その4)>

TA-DA7000ESの便利機能、「ストリームインフォ」。
これで、DVD-AUDIOの転送レートを見ると不可解な現象に出くわす。


すべてのDVD-AUDIOで当てはまるわけではないが、オーディオパートでよくある組み合わせが2chとマルチchの組み合わせ。
聴くときに2chとマルチchを選択するわけだが、このときに「ストリームインフォ」の数字を見てみる。

うちにあるほとんどのDVD-AUDIOが次の数字
EAGLESのDVD-AUDIOもこれ
BITRATE(kbps) FS(kHz) EMPHASIS
2chステレオ 9216 192 OFF
マルチch 4608 96 OFF

この数字、変でしょ。
マルチチャンネルのビットレートが2chのビットレートの半分です。
2chのサンプリングがマルチチャンネルの2倍なので、この分を考えても2chとマルチチャンネルが同じレートになります。
単純にマルチチャンネルが6chと考えると、マルチチャンネルは2chの3倍必要なはずです。

192kHzの2chは計算上は次の転送レートが必要になります。
量子化ビットはEAGLESのDVD-AUDIOに書いてあるように24bitとします。

チャンネル数xサンプリング周波数x量子化ビット=2x192000x24=9216000

よって、2chは計算どおりです。
マルチチャンネルは

チャンネル数xサンプリング周波数x量子化ビット=6x96000x24=13824000
TA-DA7000ESの表示の3倍です。

さて、わからなくなりました。
TA-DA7000ESの表示が間違っているのでしょうか?
そうとは考えにくいです。

そこで、DVD-AUDIOについて調べてみると、ここにたどり着きました。
パイオニア技術解説

どうやら、DVD-AUDIOのマルチチャンネルはロスレス変換をしているようです。
さらに、フロント(3ch)とリア(2ch)のサンプリング周波数を同じにしなくてもOKのようです。

ちょっと抜粋
例えばフロント3ch:96kHz/24bit、リア2ch & LFE(低域効果音チャンネルLow Frequency Effect):48kHz/16bitといった組み合わせや、
フロント2ch & リア2ch:96kHz/20bit、Center & LFE:48kHz/20bitといった組み合わせも考えられる。

なるほど、こういう技術を用いて1枚のDVDに収めているんですね。
知らんかった。
それにしても、DISKの表示は(たとえばEAGLES)マルチチャンネル部は5.1ch24ビット96kHzと表示してあります。
まともに計算すると
転送レートは上にあるように、チャンネル数xサンプリング周波数x量子化ビット=6x96000x24=13824000
これを4608000で転送しているのですからロスレス変換は1/3に圧縮していることになります。
blu-rayのHDオーディオのロスレスは変動レートですが、DVD-AUDIOは固定レートです。
HDオーディオの圧縮率は2/3から1/2程度ですから1/3にロスレスで圧縮しているDVD-AUDIOはすごい技術ということになります。
にわかに信じがたい数字ですが。
DVD-AUDIOのマルチチャンネル、注意が必要かも。
2chは問題なさそうですけどね。

参考:DVD-AUDIO全紹介

2008/11/04 <DVD-AUDIOへの最後の設備投資(その3)>

DVD-AUDIOを再生してみました。
素材はこれ。

富田勲の惑星2003。
4.1chという変則DISK。
これを、TA-DA7000ESが9.1chに変換してくれる予定。
もちろん、DVDプレーヤーとTA-DA7000ESをアナログ接続したのではできないことです。

まずは、素の状態(TA-DA7000ES:5.1ch)。4.1chの場合。
L、R、SL、SR、SWの5つですね。


次、TA-DA7000ES:7.1ch
ここで、7.1chになると思ったが、意外にもセンターSPから音が出ない表示。
センターSPに耳を近づけても音が出ません。
要するに、6.1chです。


さらに、設定をTA-DA7000ES:9.1chにします。
やはり、センタースピーカーなしの8.1chです。


センターSPへのデコードは無いものの、包囲感はすばらしいものがあります。
通常のDVD-AUDIOは5.1ch。
これを再生するとこのように、普通に9.1chにしてくれます。


<TA-DA7000ESの便利機能、「ストリームインフォ」>
TA-DA7000ESにあって、TA-DA3200ESにはない機能の一つに「ストリームインフォ」というのがある。
音のデジタル信号(光、同軸、iLINK)が素性を表示してくれる機能。
ちょっとご紹介を。

リモコンでも操作はできるが、TA-DA7000ESはメニューつまみが非常に使いやすい。
下の図の3つ並んだ丸いつまみがそれ。
左からMAINMENU MENU -/+ 。
使い方は左のつまみから順番に操作していく。
特にマニュアルは不要ですぐ体になじむ操作性だ。


MAINMENUの一番最後にこのSTREAM INFOがある。


惑星2003を再生中に操作してみた。
DVD-AUDIOを表示。
右端が切れていますが、実は左右にスクロールするんです。
スクロール操作は一番右の-/+のつまみ。

よくよく考えると、この表示、DVD-AUDIOに対応していないメーカー、SONYのアンプの表示ですからうれしいサービスです。


-/+のつまみで右へスクロールすると、ビットレートとサンプリング周波数が出てきます。


サンプリング周波数のつぎがEMPHASIS=OFF これが何かはわかりません。
うちにあるDISKは多分、すべてOFFだとおもいます。
単語の意味としてはEMPHASIS=「強調」です。


光、同軸も同じような表示が出せます。
ただ、24BITのような量子化数が出ませんね。残念。

次回は「H.A.T.S.」についてです。
2008/11/03 <DV-S858AiとTA-DA7000ESのiLINK接続設定の注意点>



上の組み合わせで、音楽を楽しんでいます。
ちょっとした落とし穴があったので、メモします。

このくみあわせで、dts音声が出ないので困りました。
出ないといと誤解を招くので正確に言うと、dts音声がTA-DA7000ESでリニアPCM2chと認識されてしまうのです。
ビットストリームで出力している設定のつもりでしたが、dtsのマルチチャンネルもアンプの表示は2chステレオ。

取説を調べると、プレーヤー側の設定が悪さをしていました。
調べてみると、プレーヤー側のiLINK接続設定は接続先ごとに個別に設定することになっているようです。
つまり、DV-S858Aiは複数のアンプに接続可能です。
あるアンプはdtsデコードが可能、あるアンプはdtsデコードができないという場合を想定しています。
デフォルトはdtsはリニアPCMに変更して送り出す設定です。
これをビットストリームに変更する必要があります。

ここは、SPDIFの設定になります。
これはdtsに変更しました。


問題はここ。
iLINK初めての私は引っかかりました。
アンプごとの設定があるとは想定外でした。


アンプごとに設定する項目です。
DTSをDTSとして出力するように設定します。
これでOKです。

2008/11/02 <BW200を使ってHDV方式のハイビジョン素材をBDにする手順>

今日は、タイトルのとおりBW200を使ってHDV方式のハイビジョン素材をBDにする手順を書きます。
どちらかといえば、自分用の覚書のようなものです。
覚えているうちに、記録に残す。>忘れたときに役に立つ。
ということです。

姪っ子の結婚式&披露宴のビデオ撮影をしてきました。
機材はビデオカメラはSONY HDR-HC1。
これに、純正のワイドコンバージョンレンズVCL-HG0737Y。
インフォリチウムバッテリーNP-QM91D
これに、ベルボンの三脚。

このなかで、インフォリチウムバッテリーNP-QM91Dのもちは脅威です。
3年前に購入の品ですが、この電池で60分x3本撮影してさらに200分撮影可能の表示。
テープは交換するものの、電池交換なし。
撮影する側としては非常に助かります。


純正のワイドコンバージョンレンズVCL-HG0737Y


インフォリチウムバッテリーNP-QM91D+HDR-HC1
バッテリーの持続時間ですが、録画5時間以上OKです。


さて、ここからが本題。
HDVの撮影済みテープをそのまま渡しても、再生できる家庭はまずありません。
そこで、DVDあるいはBDへダビング作業が発生します。

1枚だけDVDやBDを作るときはHDDへのダビングは不要かもしれませんが、
今回の場合、複数枚のダビング、あるいは追加の可能性があるのでまずはHDDへダビング。
そして、HDDからDVD、BDへダビングという手順を踏むことにします。

録画素材はハイビジョン。
DVDへダビングする画質はSD。
このHDV>SD変換をどのタイミングでやるかがポイントになってきますが、
今回はテープからHDDへダビングするときに、SD画質とハイビジョン画質の2種類、つまり画質を変えて2回ダビングを行いました。
要するに、テープの再生は画質ごとに行うため2回、HDDには画質の異なる2つの番組として残ることになります。

ここからは写真を交えて説明します。
HDR-HC1からiLINKをつかったダビングおまかせでは用意されておりません。
基本的にはマニュアル操作。
iLINK接続し、BW200を録画状態にしてHC1を再生する。
簡単に説明するとこれだけなのです。

HDR-HC1の設定はHDVです。
ハイビジョンでの撮影の場合、このようになっています。
特に変更する必要はありません。

BW200の初期設定>接続で、iLINK機器モードを「TSモード1」にします。


iLINKケーブルでHDR-HC1とBW200を接続します。
HDR-HC1ではこのような表示です。


問題は、BW200の表示。
この画面で、開始を選択しても


このような表示になります。
でも、これでダビングできますから安心してください。


この画面でキャンセルを選ぶか、あるいは


この画面が出た場合でも次へ進めます。


リモコンの放送切り替えボタンでi.LINK(TS)を選択します。


リモコンの「放送」ボタンを押すたびに入力が切り替わります。


録画モードの選択です。
ここのモードでハイビジョン画質かそうでないかが分かれます。


XPを選ぶとSD画質でDVD1枚に1時間入るようにHDDに録画できます。


DRを選ぶとハイビジョン画質でHDDに録画できます。


これで準備完了。
BW200のリモコンで録画ボタンを押します。
録画状態に入りますが、録画開始はまだです。
HDR-HC1の再生ボタンを押します。
リモコンでの操作が良いと思います。
録画が開始すると時間カウントが始まります。
テープの再生が終わってもBW200は録画待機状態です。
BW200のリモコンで停止を押して録画待機状態から抜けてください。
これで、ダビング完了。


リモコンでBDに切り替えて再生しダビング完了したDISKを再生し確認します。


PS3でも、もちろん再生できるDISKに仕上がっています。


HDDに入ってしまえば、あとはDVDやBDへコピーは早いです。
リピート注文への対応も問題なしです。


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